雨ニモマケズ

 7月11日に、懸案だった昨年のサマーチャレンジ常設コースを撤収した。この企画、約10年近く前に、富士のテレインを気軽に楽しんでもらおうという趣旨で夏の間の半常設とした誕生したものだ。その後「どうせやるなら100個。10年続けると1000個コントロール達成で阿闍梨になれる!」と継続してきた。この企画を可能にしたのが、写真の牛乳パックによるフラッグとそれを支える園芸くい(100均で1本100円)。値が張らずに数を揃えることができ、しかも最低でも半年間はもつだけの強度が要求される。フラッグは1Lの牛乳パックを二つに切って、裏返して1面に両面テープを張り、そこを張り合わせた三角柱である。この大きさだと、木につるすと隠れて見えにくいが、園芸くいにつるすと十分な可視性を有する。

 

 最初は強度に不安があったが、ご覧のように、1年間放置されたとは思えない健在ぶりのものがほとんどだった。近年の多雨のためか、1/4近くが破れたりくいの根もとに落ちていたが、人里に近いところを除くとほとんどが健在で、ここだと思っていってみると、1年前と同じ姿で立っている。過去、もっと深い場所では、9割以上が健在だったという記録も残っている。

 

 ここ2年ばかり、PRも不十分で利用が少ないが、この健気なフラッグたちを一度は訪れてみてほしい。