北欧の複雑な地形の中でトップオリエンテーリング競技者はどんな地図読みをしているのでしょうか。全部読めば間違いなく目的地に到達できますが、それでは勝負になりません。あるいは、視覚情報が極度に限定される夜のナヴィゲーションで、人はどこに注目しているのでしょうか。いずれも、曖昧な環境の中で注目すべき情報を選択し、活用する能力が必要です。「ナヴィゲーション」や「空間認知」といった主題の中で、そのような能力を対象に研究してきました。

 2000年以降、リスクマネジメントが研究の大きな柱となりました。現代はリスク社会と言われています。リスクに敏感になるのと裏腹に、知らないリスクに対して無頓着に生活している人も少なくありません。その根底にはリスクリテラシー、つまりリスクをどう捉え、何を読み取るかのスキルの欠如があるように思えます。

 漠然として「危ない」と捉えるのではなく、リスクをどう捉えるか?これはリスク社会を生きていく上で避けられないテーマです。リスクと不可分なアウトドアイベントや実践を通して蓄積したリスクリテラシーとリスクとの向き合い方を、後半生の重要なテーマとして、研究・実践を続けています。


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