丸刈りにサングラス

久しぶりに五厘刈りにした。刈ってから初めて、評議員をしている近隣の小学校にいった。試しにサングラスもして、校内に入り、学生との待ち合わせの時間があるので、10分ほど校内をうろついた。直接僕を見たのは2名だったが。

 

 昨今、学校は安全対策ということで、問を占めろとか、さすまたを使った訓練などを行っている。しかし、訪問者用の名札をつけず、どうみてもあやしい丸刈りにサングラスの男が10分校内をぶらぶらしていても、誰もとがめないのだ。素性も聞かれることもなかった。正常化のバイアスと言えばそれまでだが、ではその正常化のバイアスの背後には何があるのだろう?めんどくさい、本当は関係者だったらばつが悪い、つまりはほとんど起こらない不審者の侵入とそれによる児童への被害と自分が被るコストを勘案すると、素性をただすには値しないということか?

 

 いったいそこにどのようなコストが意識されているのか、またコストを下げるかベネフィットの認知をあげるにはどうすればいいか?それを考えなければ、学校での事件も、地震による被害も決して減らない。