山岳遭難を考える

山岳遭難を考える · 2019/04/03
国立登山研修所が、高校山岳部指導者テキスト「安全で楽しい登山を目指して」を発行した。このテキストは那須岳雪崩れ遭難を契機に、高校の山岳部の安全のために作成されたものだが、日本を代表する山岳・登山の実践家・研究者が書いた充実の内容だ。
山岳遭難を考える · 2012/07/25
 静岡外からきた学生は、「在学中に一度は富士山」と思って富士登山に出かける者が結構いる。それに気づいて、夏休み前の体育の授業では、登山のリスクについて考えさせる授業をする。
山岳遭難を考える · 2012/06/25
 6月21日に、恒例の前年の山岳遭難統計が警察庁から公表された。それによれば、ここ数年増加の一途だった山岳遭難は192人の減少となり、2204名となった。22年の遭難の増加が極端だったので、減ったというよりも妥当な増加幅に戻ったというべきなのかもしれない。
山岳遭難を考える · 2012/06/13
 今年、ショートロープでの確保の検定中、ガイド資格を取ろうとしていた優秀なクライマーが検定員である優秀なガイドを道連れ滑落するという事故があった。その場所を二人がそれぞれ登っていたら百回登って百回とも落ちなかったと、二人をよく知る人は語る。なぜそんな事故が起きたのだろう。
山岳遭難を考える · 2012/06/07
PEAKSの夏山遭難対策特集の座談会に呼ばれたのをきっかけに、夏山の遭難実態を分析してみた。元データはすでに公表している2010年の遭難データだ。昨年の全遭対での発表に向けてデータを料理した時にも、「いいデータってのはかめば噛むほど味がでる」と感嘆したものだが、夏山(7,8月)に限って集計してみたら驚愕の事実。
山岳遭難を考える · 2011/12/04
 極度のリスクに携わる登山家が、そのリスクをどう捉えているか、そこから自然体験に関わる指導者へなんらかの示唆がなしえるのではないかという着想で、研究費をもらった。
山岳遭難を考える · 2011/08/29
 8月の後半に北アルプスに出かけた。最初は高瀬ダムから入って、野口五郎→水晶→雲ノ平→太郎平→折立というルートの予定だったが、初日の朝から大雨だったので、急遽変更して、室堂にいって停滞、天候に応じて立山周辺を歩くことにした。登山後に立山にある登山研修所による用事があったし、縦走中に停滞している時間的余裕がなかったからだ。
山岳遭難を考える · 2011/07/23
全国遭難対策協議会のために遭難データの分析をして、改めて登山ブームの影響を知ることができた。2009年には登山人口が前年の倍以上になったと言われている。活動の程度からみれば、20%増し(参加人口×年間参加回数を割り算したもの)で、そのあたりが実感に近いところだろう。
山岳遭難を考える · 2011/07/08
50歳以上の病気による遭難者中の死亡者26人の男女比は、0:10で男性が圧倒的に多い、が答えでした。
山岳遭難を考える · 2011/07/06
明日の全国山岳遭難対策協議会のため、約35道府県の警察本部からデータを閲覧させていただき、登山の遭難リスクに限った分析を行った。

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