カテゴリ:2010年11月



山岳遭難を考える · 2010/11/29
ロゲイニングの世界選手権でニュージーランドにいくときに、エアー・ニュージーを利用した。同国はラグビーが盛んなことで知られているが、2012年にはそのワールドカップが開かれる。機内のセーフティーインストラクション映像もラグビーバージョンになっていた。これがものすごく笑える。  冒頭はCAの「これから、安全に関するティームミーティングを行います」という言葉で始まり、オールブラックスの花形選手やコーチが登場する。
卒論生と共同で、小学校での危険認知の授業を行った。4-5人の班で校内を20分間周り、危ないと思う場所、なぜ危ないかを探しだし、クラスでまとめて、どこがなぜ危ないか、どうしたらいいかを考える授業だ。  最初の動きが緩慢としていたので、危ない場所がしっかり発見できるかどうか、やや不安だったが、多い班で10個近くを見つけてきた。...
 野外活動の授業では、授業開始前にツールボックスミーティングを行う。活動場所の地図を見せたり簡単に口頭で説明をしたあと、1分ほど、どんなトラブルの可能性があるかを考えてもらう。とにかくリスクに意識を向けてもらおうというねらいだが、始めて行う活動も多いので、彼らの中からリスクの指摘が少ないのは、まあ仕方ないのかなとも思う。...
山岳遭難を考える · 2010/11/08
勤務先の大学院生を含む5名のパーティが、遭難した。静岡県内の南アルプス前衛、沢口山。寸又峡からは2時間程度で上れるハイキング程度の山らしい。新聞記事によれば、10月31日の夕方霧が出て道に迷い、迷ったことには気づいたが、下ればなんとかなると思って下っているうちに、遭難したらしい。