2016/08/02
のどかなロゲイニングも、スタートでは多くのチームが一目散に走り出す。移動方向は概ね3つくらいに分かれたようだ。私たちは予定どおりに真北に進んで北部のエリアを東に向かって移動する。2時間ほどでスピニフィックス(以後sp)の藪エリアを完全に縦断し、微地形の多いエリアに入り、おそらく10時間くらい行動して、最遠のウォーターポイントで補給をするつもり。 81、62、36、54をとった後の最初のWPには約1.5時間で到着。一部spの藪を通過したが、spを避けるべきかどうかという点では十分な情報が得られなかった。藪を通過する元々のルートを維持することにする。91、112、84、116と比較的高得点のCPを取る。ナヴィゲーションは難しくないが微地形とspでスピードが上がらない。2.5時間で6km(直線)も進めなかった。元々のルートはその後82、97とspの藪が続くが、ここで気持ちが萎えてしまった。田島と相談して、距離の割には得点が変わらない88、51、108に逃げることになった。この選択自体は悪くなかった。このペースではオリジナルルートでは時間がかかりすぎる。どのみちどこかでショートカットしなければならない。
2016/07/27
第14回世界選手権が開かれたノース・テリトリーは、州域のほとんどが砂漠であり、居住地も限られている。この周辺随一の街であるアリススプリ ングスから80kmほど西にいったロス・リバー・リゾートのキャンプ場が会場。購入した地図で見ると、アリススプリングスからリゾートまでは地図...
デンマークに到着。トレーニングキャンプの暇に任せて読もうと思ってもってきた「ダヴィンチ・コード」3巻を一気に読み終えてしまった。よくできたストーリーだと思った。それ以上に随所の子午線(ローズライン)や羅針盤(コンパスローズ)といった、ナヴィゲーションに関係する物が小道具として出てくるのが興味深い。
利佳ちゃんから誘われて気楽な気持ちで申し込んでは見たものの、世界選手権代表選手に選ばれると、12時間という普段走り慣れない距離を走ることの身体への影響が気になる。もし自分がバリバリの現役だったら、このロゲインもキャンセルしただろう。身体に加えて、毎日8時間以上の睡眠を確保している人間が、夜通し寝ずに動き続けて、健康に影響が出ないかどうかも不安だ。
文科省の登山研修所に読図の講師として出かけた。同所が主催する指導員研修なので、受講者の半数以上はプロのガイド。残り半数も各地の指導的な立場のクライマーである。「読図のスキルはどうなんでしょうかねえ」と、呼んでくれた同所の小林専門職は言うが、正直、自分の読図セオリーが通じるのかどうか。