ブログカテゴリ:南極2



 「上げ膳、据え膳」になった今回も、健康診断でもたもたしている。2月の健診の結果、尿潜血でひっかかってしまったのだ。4月に再度尿検査をするという羽目に陥ってしまった。その時点ではある程度楽観視していた。だが、UTMFの安全管理でホテルに缶詰になっていた時、その結果が戻ってきた。やはりひっかかってしまった。...
4月9日、しらせが59次越冬隊と60次夏隊を連れて帰国した。4/10は明治記念館で恒例の帰国報告会・歓迎会が開催された。数々の成果が得られたことが報告のハンドアウトに掲載されている。
開始から60年以上たった今でも、南極は自然科学に多くの発見をもたらしている。そこは氷に覆われた、一般の人には近づくことすら難しい大陸である。だが、自然科学が発見を業績としている以上、そこには多くの未知のデータが科学者に発見されるのを待っている。しかも、地球上の他の場所にはほとんどない寒冷と雪氷という環境が、そこにしかないデータの蓄積を可能にしている。たとえば、59次隊から始まった100万年のアイスコアの掘削がそれだ。南極の氷は水が凍ったのではなく降った雪が圧雪されて氷になる。その過程で降った時の大気が雪の中に閉じ込められる。氷面を深く掘れば掘るほど古い大気が閉じ込められている。大陸の山頂部(といっても高原状の場所だが)をできるだけ深く掘れば、そこには太古の大気が眠っているのだ。約3000m掘って100万年間の大気を手にいれる。そのプロジェクトが進行中である。